2018年 05月 08日
語彙の重要性の伝え方の一例です。 コミュニケーション的観点からも、入試突破という観点からも、語彙は重要だということに異論はないと思います。 先日Facebookの投稿で、知り合いの先生が上げていたアイディアをそのままいただきました。マーク模試の第6問をコピーし、いま担当している学年がこれまでに使用してきた単語帳3冊の索引を駆使して、写真のようなポスターを作り、多くの生徒が見られる場所に掲示してみました。 同僚にもカラーコピーを渡し、私も授業で紹介しました。コピーはA3版で作ったので、全生徒が文字まで細かく見ることは不可能ですが、色の違いは判別可能です。画像でご覧の通り、赤く塗られた箇所が多いのですが、これは基礎編の単語帳で取り上げられている語です。この時期の問題ということもあるのですが、それでも基本的な語が英文中の8割程度を占めています。 この形は、生徒が躓いている箇所の分析も可能にしています。語彙がわかっているのであれば、構文把握に課題があるか、文章を読むということに対する慣れに課題があるのかということになります。 基礎的な事柄を盤石にすることが絶対に必要。生徒たちの食いつきも同僚の食いつきもよかったです。あとは生徒たちが学習に向かえば言うことなし。 #
by jacques_southhill
| 2018-05-08 20:52
| 雑記
2018年 04月 08日
長い間放置してしまいました。 今年度は少し余裕もできそうなので、日々の授業を綴っていきたいと思います。 求められることは様々に変化しますが、生徒の実力をどのようにしたら高めることができるのか? この問いに対する答えを考えながら日々進んでいきたいと思います。 英語力をつければ受験に対応できるが、逆は成立しないことを心に留めて日々精進します。
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by jacques_southhill
| 2018-04-08 21:58
| 雑記
2017年 01月 10日
今年、自分の学校の生徒達を対象にした講習から仕事を始めました。現在、2つ目の仕事としてタイトルに掲げたとおりの仕事をしています。道教育委員会主催です。 対象となるのは「選抜性の高い大学への進学を希望する高校1年生」20名程度です。大学入試問題をやるにもまだまだ先な感じがしました。先方のリクエストもあり、次のような授業内容で3日間240分の授業(90分+90分+60分)を組み立ててみました。全体のテーマは「英語の学習方法を体感する」です。 1日目 90分[昨日] ・英語を学習する目的とできるようになるべきこと ・語彙学習の方法 ・リスニング学習について(聞き取れる箇所と聞き取れない箇所の違いは何か) 単語を覚える作業に取り組んだ後、リスニングで概要理解のタスクに取り組んでもらい、さらにリーディングで確認してもらいました。 2日目 90分[本日] ・文法学習の方法 関係詞をテーマに授業を行いました。まず「その女性は私を手伝った」という英文を書かせ、その後で「私を手伝ったその女性」という名詞句を作らせる。the woman who helped meで一つの名詞句であることを伝え。関係代名詞主格・目的格・所有格・whatと関係副詞まで確認し、その後補足で継続用法を扱う。 3日目 60分[明日] ・音読の方法 ・習った表現を和文英訳の中で使う(具体的には日本語で作成した要約文を英訳してもらう) 生徒の高い集中力と意欲的な姿勢もあり、順調に進んでいます。課題は、一つでもここで体験した学習方法を実践できるかにあります。8割程度の生徒が英語の家庭学習時間0分と言っていましたので。経験したことを活かして学習することも学習者には必要な要件だと私は考えています。
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by jacques_southhill
| 2017-01-10 18:03
| 日々の営み(授業)
2016年 11月 28日
今日、授業で扱ったDr. Martin King Jr.とBarack Obamaの単元の仕上げとしてI have a dreamの暗唱テストを行いました。生徒が頑張った様子がリニアにわかるこの手のテストはこちらにも色々な示唆を与えてくれました。 しかも、明日から考査期間(わざと今日に設定しました)。 今日の発見 ・英語が本当に苦手な生徒はやはり暗唱できない。 練習不足もあるのだが、それ以前に意味の把握や語彙の理解という前段階でつまづいている。 ・しかし、大多数は練習で克服した 意味がわかったものを繰り返し読み込む作業は絶対に必要。英語を学ぶ目的は一つでも多く英語を自分の言葉とすることだと今日のまとめで生徒に伝えた。 ・苦手な生徒は暗唱すべき文が飛ぶと最初に戻るが、ある程度練習した生徒は途中からリカバリーができる 今日最大の発見。対象となる英文と意味がリンクしているか否かがわかる。 ・個々の単語の発音や前置詞・助動詞の否定が不安定な生徒も見られた 考査ではI have a dreamに関しては暗唱していることを前提に出題することを宣言している。そんなこともあって考査前日の今日、試験を実施した。しっかりと自分の言葉にできた生徒は、オリジナルにある味に自分の味を加えた。45分の授業で20人台前半の生徒の試験を実施したが、全て授業時間内に終えられました。
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by jacques_southhill
| 2016-11-28 21:20
2016年 11月 18日
今月は2度、プレゼンテーションを行いました。 進学指導講座と銘打たれたこの会で、前任校での話+現任校での話を40分ほど話してきました。進学指導と名打つと、授業外での取り組みに焦点が当たることが多いのですが、授業内での実践事例をいくつか紹介してきました。 アウトプットすることで自分の取り組みを振り返ることができるし、他の参加者の方々からフィードバックも得られる。自分にとっても実りの多い会でした。 話した内容は 1 アウトプット活動について ・小テストした単語を使って2文でコンテクストを作り生徒が発表する ・教科書の題材を膨らませて、リテルや自己表現につなげる 2 リスニングについて ・短めの素材を使って概要把握→1文の正確な把握→ディクテーション ・これを毎時間帯活動で行なっている 3 リーディングについて ・概要を把握するワークシートと読みを深めるための発問について 4 家庭学習について ・英語学習ノート、考査振り返りシートの実践 授業の内容もさることながら、自分は家庭での学習が伸びるか伸びないかの鍵を握っていると思っています。
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by jacques_southhill
| 2016-11-18 22:52
| 雑記
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