各学校でハンドアウトを活用した授業が多く行われています。自分が勤める学校でも、ハンドアウト型の授業が主流。そこで、気になっていることが1つ。それは、ハンドアウトさえこなしていれば授業が成立する、という発想です。よりよいハンドアウトの使い方を考えるという発想が絶対に必要だと考えています。
もちろん、ハンドアウト使用型の授業には多くの利点があります。生徒と教員の双方にとって授業でやることが明確になる、適宜タスクを与えること、教員による内容の差が出にくくなる、等々。自分もそうした利点を認め、ここ数年は様々なハンドアウトを作ってきました。それを同僚の先生に使ってもらい(科目によっては他の先生が作ったものを使用して)授業をしています。
一方、特に経験の浅い先生方はハンドアウトを使うことで、授業を組み立てるという発想から遠ざかっている気がしてならないのです。どう使うとより効果的か、自分が作るならどういう構成にするかetc。使い方をある程度統一するために、マニュアルが作られることもありますが、さらにそれが悪循環を生んでいるよう思えてならないのです。
どのようにすれば授業がより密度の濃いものになるか、を常に考え続けることにこの仕事の醍醐味はあると自分は思っています。教材研究、という言葉がありますが、教材の使い方だけではなく授業の進め方の研究が絶対に必要です。ハンドアウトはあくまで道具。道具をどう使うかを考えるを一歩踏み込んで考える必要があると思っています。
今日から英語Ⅰで習熟度別クラス編成がスタートした。昨年から英語Ⅰで導入したが、その概要は次の通り。
1)上位クラス+その他クラスの編成
2)上位クラスからその他クラスへの移動は不可。その他クラスから上位クラスへは、生徒の希望と考査の点数(と時々教員からのオファー)で移動することが出来る。
3)上位クラスでは教科書と教科書+αの内容を扱う。
Jacquesは上位クラスとその他クラスを1クラスずつ担当している。上位クラスは英語で若干難易度の高い事項を説明しても、理解していく。その他クラスは、英語を受容できるようになるまで今一歩のところか。燎クラスとも、ゴールはアウトプット。その手始めとして、暗唱を行っている。前回担当した3年生に比べ、食らいついてくる姿勢が強い。この点は、育成しようとしても簡単には育成できない「資源」だと思っている。こうした資源を活用し、いかに生徒に英語力をつけてもらうかが重要だと思っている。
文法のクラス(英語構文)では、参考書を読み、ワークシートに従い内容をまとめてくる予習と例文を日本語レベルで英語の語順に直し、その後英語のアウトプットという手順。語順を意識する、文法項目を用いた和文英訳という大テーマに向かって進んでいる。説明も、英語を対比させながら行っている(例:過去形と現在形、現在形と現在進行形)。ある程度英語で進めても、振り返りの時間を取り、生徒に通訳してもらうことで、理解という最初の段階をクリアしてもらえる目処もついた。あとはアウトプットを充実させることが課題。
語いを身につけ、文法の知識を使えるレベルまで引き上げ、できるだけ多くの英語を頭の中に刷り込んでいく。将来的には知的な英語活動ができる生徒達になって欲しい。そんな思いを込め、時に怒りもする。時に励まし、課題をクリアしたら誉める。この頃のJacquesはこんな感じです。
連休前にcan-doのたたき台がまとまった。これが第3稿になるのだが、教科部会でやりとりを重ねとりあえず生徒に提示できるものになりそうだ。生徒にとっても教員にとっても使い易いものになるよう議論を重ね、うちの学校らしいものが出来上がったのではないか、と思っている。
・学習習慣
・語い
・文法
・4技能各種(RLWS)
の項目を立て、それぞれの年次で出来て欲しいことをチェックできるようなリストとなった。
連休後半の最初の1日、学校に出て仕上げの作業に取りかかった。
新年度の授業も1週間(インフルがなければ2週間だったのに…)が経ち、少しずつ生徒達もスムーズに活動に加わるようになってきた。
1年次生の授業は、家庭学習のしかたを授業内で演習。英語構文では例文(日本語にスラッシュを入れたもの)を英語の語順に並べ替え英語に直すことと、参考書を読めばわかるような質問を印刷しておき、答えを参考書を読んで記入してくるところまでが各課最初の宿題。授業では若干の説明と例文の音読、ワークブックの演習と、何かしら英語をアウトプットすることに最大限時間を使いたい。しかし、ベースとなる知識はしっかり身につけてもらいたい。そんなわけで先述のような方法で進めています。
英語Ⅰでは子音の発音指導から。靜哲人先生の
こちらの本を参考に、まずは子音の練習から。何回かやっていくと、全体の発音もきれいになっていく。これは新たな発見。
3年次生のRでは、読解の時の頭の使い方を生徒に示すようにしている。フレーズごとの日本語訳や、分相互のつながり方の説明や理解など、訳読のようで訳読でない授業の進め方を模索している。読解は頭を使う行為であると生徒達には伝えてある。
いずれの年次もよく順応して取り組んでいる。「目の前の生徒達にどのように力をつけさせるか」をテーマに授業を組み立てていきたい。
昨日インフルエンザにかかっていることが判明し、1週間の自宅療養となってしまいました。1年次に所属していながら入学式に参加できず、という何ともトホホな状況です。4月のこの時期でもインフルエンザにかかる人はそれなりにいるようで、それにもまたびっくりしました。
閑話休題。
とりあえず授業の方ですが、ぎりぎり動き出せる段階までは春休み中に目処がついた(はず)なので、大丈夫でしょう(と思いたい)。特に、1年次はアウトプットをゴールに据えた授業となる。そのため、導入期指導として発音指導を徹底して行う。まずは子音から。もっとも、これらは継続させることが肝となるので、薄く広く取り組んでいくことが重要なのですが。導入期指導にじっくり時間をかけ、高校での英語学習をしっかりと刷り込みたい。
私の勤務校は、「英語力を強化する授業改善の取組」という文部科学省の研究指定校となった。can-doリストの策定と運用、小中高との連携、スピーキングテストが取組の3本柱となる。この1年は、本気でこれらのことに取り組んで行くこととなるだろう。私はその主担当というポジションである。研究成果は随時勤務先のHPにアップされることとなっている。上手く指定事業を活用し教員も生徒も一段のレベルアップができればと思っている。