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2009年 10月 20日

【雑記】一つをかみしめるように

先週月曜日の話になるが、灘高校の元国語教師を取り上げたドキュメンタリー番組がNHKで放映された。

「銀の匙」という200ページの小説(文庫本)を題材に、中1~中3の3年間かけて深く深く読み込んで生徒の血肉にしていく授業実践であった。例えば、百人一首というくだりがあれば、生徒に実際に百人一首をさせる、語句一つの説明のために、作者に手紙を書き、その返答を授業で紹介する、などなど。

検定済み教科書を用いて、進度を気にしながら授業をする私たちとは対極のスタンスで授業と向き合うベテラン教師の姿を見た気がした。質>量か、量>質か、こうした論も空虚なものに感じてしまうような実践がそこにはあった。

さて、英語教育を見てみるとどうだろう。量>質(ちょっと極論か?)の方向に振り子が振れつつある気がする。intakeの量を重視するのは、EFL環境では必要なことである。実際それらintakeが未知の英語に対峙するときに力を与えてくれる。intakeしたものを更に生徒達の血・肉とするためには、intakeされたものをメンテナンスする作業が絶対に必要だ。メンテナンスを怠り消費財のように英語と接していくのは、避けたいと思っている。

となると、教科書の難易度うんぬんではなく、いかに生徒に迫れる題材が扱われているかが教科書選びの指標になりうるのかもしれない。

ちなみに、取り上げられた先生のような授業を英語を題材にして行うとすれば、何をテキストとしてチョイスするのだろうか? 考えてみたい。
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by jacques_southhill | 2009-10-20 00:24 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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