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2012年 05月 29日

【雑記】文科省・ブリティッシュカウンシル共催セミナー

全国から高校教員だけではなく、指導主事の方々や大学教授まで約200名が参加した。会場の講堂は満席となった。全国で「英語力を強化する指導改善の取り組み」で指定を受けた学校が130校程度。ほぼ指定を受けた学校からは参加者があったようだ。

さて、今回のテーマは「candoリスト」である。CEFRの有用性、candoリストが日本の英語教育に及ぼす影響、CEFRの影響を受け英語教育改善に舵を切った中国の事例、福岡県立香住丘高校の実践例、さらには4者のシンポジウムなど非常に盛りだくさんな内容だった。

強調されていたのは、「まずは作ってみる」という姿勢。日々の授業をcandoステートメントを作る視点で再構築すること、数値的を前提に作成しない方が良いこと、協働が重要であることが今夏のメッセージであると受け取った。一方で、その検証や設計には膨大な時間がかかることなど、やってみるというにはあまりにハードルが高いのも事実である。

英語教員の中での一過性の流行でcandoリストが作成され、生徒・教員双方にとって実りが大きいのであれば、時間をかけてでも作る意味は多いにあると思う。しかし、今の学校現場では数値によるわかりやすさに重きを置く傾向がある。保護者や外部の方々も同様である。中国の事例の中で、「協力体制の重要さ」について触れられていた。私たち教員は現場で試行錯誤しながら案を作成し、指導主事の方々は外敵要因を整えることに、学校は保護者や生徒の理解を得ることに力を注がなければならないのだろう。

次年度から学習指導要領が改訂され、新科目の教科書が続々学校に届いている。それらを見なければ科目の全体像がわからないという現状を文科省はどう捉えているのだろうか。到達指標を国レベルでしっかりと策定することが先ではないかと思っている。学年ごとに科目が設定されていることが多い日本の現状に即した到達段階の設定を国レベルで考えて欲しい。そこに到達するために我々は知恵を絞りたい。
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by jacques_southhill | 2012-05-29 21:57 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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