2012年 10月 13日

【英語教育一般】第2回レイター養成講座(1)

無事に終わりました。僭越ながらパネリストを務めることとなったのですが、10分間で自校のCAN-DOリストに関わる取り組みを紹介し、フロアからの質疑応答に答え時間はあっという間に過ぎました。

10分では言い足りなかったことを補足する形で本稿を作成してみました。

本校のCAN-DOリスト作りについて、研究主任として頭に置いていたことは次の事柄です。
1.英語科教員全員で作る
2.descriptor(各項目の内容)に汎用性を持たせる
3.先生方の皮膚感覚を大切にする
4.4技能を支える、学習習慣・語彙・文法に関して言及する






1については、全員に素案を作ってもらいプレゼンをしてもらいました。これが今年の春休み。できるだけ作成にかける時間短縮を図る効果も狙いました(でも、思いの外時間がかかったのですが)。また、うちの生徒たちを英語科の先生方はどのように見ているのかということも議論を通して透けて見えました。弱点ばかりをつくか、長所(強み)を見ているか…。最終的にはある先生の案をベースに調整を行い、完成品としました。作成には2ヶ月程かかったでしょうか? 最終的に提示するまでには2ヶ月半ほどかかりました。

2に関して、特にスピーキングなどで場面を限定するdescriptorが多く存在しますが、これは授業運営の強力な縛りになってしまう可能性があります。包含する要素を出来るだけ集約することで、シンプルかつわかりやすいリストをすることを目指しました。本校での最終的ゴールは「英語を使える大人になるための下地を作る」に置いています。

3は、学校独自のCAN-DOリストを作る際には必要な要素だと私は思っています。外部指標との整合性を追求しすぎる余り、実態とかけ離れたdescriptorとなってしまうことを避けました。生徒の欠点を補いつつ、長所を活かせるようなリストとなればと思い作成しました。

4は、生徒が英語を使うというパフォーマンスをするための基礎力という観点で盛り込みました。本校のリストの特徴の1つです。基礎的な知識がなければ、fluencyもaccuracyも身につかないのでは、という発想です。

このリストを意識させる(教員にも生徒にも)ことが実は肝要なのでは、と思っています。生徒には自己評価をさせています。正確に集計したわけではありませんが、概ね適切に自己評価がなされているように思います。また、考査が終わった後に、生徒には設問ごとの点数の算出と今後の学習に向けて自分に対するフィードバックを記述させています。講師の方から「生徒が自分の学習をモニターできること」が重要だという話を頂いたので、やっていることの方向性は間違ってなかったのだ、と確認できました。
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by jacques_southhill | 2012-10-13 13:30 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
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