2013年 03月 23日

【雑記】TOEFL導入?

今年4月の入学生から「英語による授業」が本格的に始まろうとしているが、またも英語教育界に激震が走りそう。

(以下、Yahoo!ニュースより転載) 
 自民党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長)が国内全ての大学の入学試験を受ける基準として、英語運用能力テスト「TOEFL(トーフル)」を活用する方針を固めたことが20日、分かった。月内にまとめる第1次報告に明記し、夏の参院選の政権公約に盛り込む。
 対象は、全ての国公立大学と私立大学。大学の学部ごとに点数基準を定め、クリアした者に受験を認める。たとえば、東京大学文科一類(主に法学部に進学)の受験資格は「TOEFL○○○点以上を獲得した者」と定め、公表する。点数基準は各大学に自由に定めさせる。
 TOEFLは英語圏の大半の大学で留学志願者の英語能力証明として使われており、留学の活発化を通じて国際社会に通用する人材を育成する狙いがある。
 TOEFLの導入は、実行本部が、安倍政権の大学入試改革の目玉に位置づける施策の一つ。英文読解を中心とした現在の高校の英語教育のスタイルを一変させる可能性もある。このため、教育現場に混乱を来さないよう5年後の平成30年度ごろからの導入を想定している。
 日本では英語能力試験としてTOEFLのほか、受験者が最も多い「実用英語技能検定(英検)」や、英語によるコミュニケーション能力を測る「TOEIC(トーイック)」などが実施されている。実行本部は、結果がそのまま海外留学の申請に転用できるTOEFLを採用することにした。

(引用 以上)

今までの入試の枠組みとの関連をどのように考えているのか不透明なところがあるが、英語を重視するのであれば最も妥当性のある選択だろうと思う。ただし、今の高校生には英語力よりも「学力低下」の問題の解決に向けての取り組みが必要に感じる。英語はできても、他教科ができない生徒を量産しては元も子もない。確かにTOEFLを大学入試で使うとその影響は大きいが、高校だけでなく日本の教育をトータルな枠組みで考えて政策を打ち出して欲しい。現在もそうであるが、大学入試や学習指導要領の影響を受けて高校の授業が変わる。しかし、それ以前の中学校や小学校の学びの質の変化までを保証しているかといえば、そうではない。特に私が勤める地方の学校に顕著なのだが、大学入試を考えた時に、高校がカバーすべき範囲がとてつもなく広くなってしまう。生徒も教員も疲弊してしまう。学び直しから大学入試まで。対処療法的な政策ではなく、歪みをとるような政策を立案して欲しい。予算的裏付けもなく現場の自助努力を期待するのには限界がある。

私達現場レベルでは、英語を使う大人となるための下地を作ることに専心したい。
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by jacques_southhill | 2013-03-23 09:03 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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