2013年 04月 03日
今年も学校設定科目「英語構文」の主担当。 昨年度は参考書をしっかり読ませて例文を定着させることをコンセプトにハンドアウトを作成し、授業を行った。B社の学習状況調査でも、「例文を理解して覚える」ことを学習方策に挙げている生徒の割合が自分の担当クラスは有意に高い。が、裏を返せば他の先生方に方針が徹底されなかったことを意味している。方針のすり合わせはやはり難しいと実感した。 さて、今年度の英語構文はアウトプット活動をゴールに据えることは前回の投稿で紹介したとおりだが、学習の順序を思い切って見直し教育委員会に申請した。実際のコミュニケーションでの使用頻度、模試での出題等を総合的に判断して、次の通り進める計画を立てた。 疑問文→関係詞→仮定法・助動詞→不定詞・動名詞→分詞→時制・完了形→受動態→比較 また、各項目の最終ゴールをアウトプットに関するタスクとした。例えば、疑問文では「任意の有名人に関するインタビューのスキットを作成し、ペアで発表することができる」を到達目標とした。そこに至るまでに、例文暗唱や参考書の読解、定着のための種々のタスク、ワークブックの問題演習(基本的に家庭学習に任せる。考査までに最低3回は取り組ませたい)と流れを作り、最後のタスクに持っていくのである。 今日は他の先生に示すためのハンドアウトのプロトタイプを作成した。結果として、昨年度のテイストを残しつつも、大きく変化したハンドアウトとなった(まだ正式決定ではないが…)。覚えるべき例文を絞り、参考書の内容に関する質問も簡素化した。疑問文のハンドアウトでは、In Class Activityとして、「1.一般動詞を使って「あなたは…しますか」「あなたは…しましたか」という文を3つ作りパートナーに質問してみよう(→例文37)」といった感じのタスクを仕込んだ。自分は欲張りなので、タスクを多く用意してしまい消化不良になってしまいがち。精選して提示するのも私達の大切な役割。 ハンドアウトには最終ゴールとエクセルで自作した「参考書とワークブックと例文の対応表」も載せることとした。ハンドアウト兼スタディガイドといった雰囲気である。実際に授業をしていくと改訂を余儀なくされることとなるだろうが、常にブラッシュアップを目指していきたい。
by jacques_southhill
| 2013-04-03 23:54
| 日々の営み(授業)
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