2013年 05月 22日
今日は本校恒例行事の英単語テスト(1回目) 今年の1年次生が使用している単語帳は「EG3000」である。語彙定着を最優先課題としているので、中学校で学習した単語が7割を占める単語帳を採用している。 以前であれば「やっておけよ〜」で何とかなったのだが、今の生徒達(特に高校に入学したての)はそうはいかない。ものを覚える耐性が非常に低い。しかも、書けない。良くも悪くも全国平均の本校の様子である。 「生徒が英語を使う授業」が成立するための最低条件は、生徒が必要とする語彙を使えるレベルで知っていることである。汎用性が高いものが多い中学校既習語のマスターは必須である。本校でも、本文の予習は課していないが、単語帳に毎日触れることを強く押している。しかし、付け焼刃の学習で片付けようとしている生徒が多い。 そこで、授業内での帯活動に位置づけている。 ・最初は聞いて意味が想起できるかどうかをチェック表を使って確認。 ・単語を聞きながら綴りを空中でスペルアウト。 ・英語→日本語/日本語→英語でのアウトプット(単語帳を見て/単語帳を見ないで) ・再びチェック ・適宜ノートに書き取りの課題を提示 ・一段落したら例文の音声を聞き意味がわかるか確認 ・音読練習 ・CDとオーバーラッピング と、1ヶ月同じ120語程度の学習を行うのである。復習は単語帳を家で学習すること。隙間時間でも学習可能なのである。「1回あたりの時間は短く、しかし長期間で」をモットーとしている。本当ならば、単語帳の語彙を用いて自己表現まで持って行きたいが、それはもう少し先の段階になりそうだ。 入学時の成績にかかわらず、コツコツ取り組んでいる生徒は結果を出している。これが生徒全体に波及するように策を練り実行に移したい。なお、この手法は大部分を木村達哉氏の実践を元にしている。
by jacques_southhill
| 2013-05-22 00:00
| 日々の営み(授業)
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