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2013年 06月 10日

【授業日誌】やるべきことはやれ、型を意識せよ

毎年1年次生を担当すると、必ずぶつかる壁があります。それは、学習に対する姿勢の指導。やってくるよう指示をしていることに対する取り組みが甘く、やればできることに時間をかけていない。姿勢の甘さについつい投げかける言葉も厳しくなる。学習に対する甘さを見過ごすと、その後の学習につながらない。やるべきことはきっちりやり切る、という気持ちと行動が必要なのです。お手軽な抜け道はないのです。今週は定期考査が行われるが、そうした意味での洗礼を受ける生徒がそれなりに出るだろう。

一方で「参考書をよく読んでないでしょ」というレベルの質問を越え、深く理解しようとする質問をする生徒もいる。考査1週間前の放課後は質問を受け付けるべく廊下を巡回。多くはないが、根本を理解しようとする鋭い質問もあり、こちらが勉強になる。

生徒の質問や学習の仕方から参考になったこと
◯関係代名詞whoseはどのように使うのですか。
日本語と英語の表面上の対比からはわからない根本に迫る質問。
I sing a song whose melody I like. 私はメロディが好きな歌をうたう
この2者の単純な対比からはわからない「中間の日本語」を生徒に示す。
「私は歌をうたう→そのメロディを→私は好きだ」
英語から考えチャンクごとに意味を理解する。その中で出てきたwhoseの意味。そのように参考書の例文を読み砕くことでwhoseの用法を理解してくれたようだ。

◯関係詞を扱っているのだが、もとになる短文を与え、それを組み替えることで関係詞節ができることを強調し授業を行った。
例えば、I live in the city.という文を提示し、「私が住んでいる市」という句を作らせる(可能な形は全て作らせる)。生徒は元になる短文をthe cityからなぞりはじめ、inまで戻って名詞+関係詞節を組み立てる。勉強になった。そういう提示の方法があったな、と。それで早速今日の授業で実演。これで、thatやwhichや「ゼロ関係詞」の時には必ずinが必要だが、the cityが場所を示す語句と捉えwhereを使うときにはinとは言ってはいけない、という説明ができる。Whereを使った疑問文で前置詞が出てこないことと合わせて生徒に提示。
ちなみに、これを使うと目的語から始まる場合は関係代名詞は目的格を使い、主語から始めるときには動詞の前で一呼吸置き、主格の関係代名詞を補い読み続ける、という指導もできる。生徒が出来そうな表現から拡張していくことを狙っている。省略の可否も一発で説明がつく。

一方で、形を与え和文英訳を主に授業を進めていくと、真似るべき型を真似ることが出来ずつまずく生徒が出てくる。「型をまねて英語で表現していく」ことで文法を定着させたいので、「まね」ができないと致命傷となる。型を学び、たくさん表現していく、という流れの中で学ぶことが大切である。周囲の生徒は言えている中で、その発表から学ぼうとしていない、教えを取り入れようとしない姿勢はやはり指導すべきと考える。

今回は英語構文のテストを作った。ハンドアウトで学習した内容満載である。「テストは簡単ですか?」と聞いた生徒には「きちんとやっている人には簡単だけど、やっていない人には難しいよ」と一般論を伝えておいた。例文をしっかりクイック・レスポンスできること。例文との類似性を見つけ応用することを求める出題とした。果たして、どうなることやら???
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by jacques_southhill | 2013-06-10 22:21 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
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