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2013年 06月 26日

【英語教育一般】外国語活動と英語学習と現状把握

先週の火曜日、近隣の町で行われた小中の外国語教育に関する研究会に参加した。

・小学校の外国語活動
1つの項目を手を変え品を変え扱うことで定着させようとする狙いが明確に出た授業であった。特に印象的だったのは、言語活動に嬉々として取り組む小学5年生たちの様子だった。一人ひとりの生徒に目が届いていた(生徒25名ほどに対し指導者はALTも含めて3人)。復習としてWhat ... do you like? という表現をチャンツなどを用いて定着を促し、生徒の情報を使いWhat ... do you like?の質問に答えていく。そして、それが誰のことを表しているのかをWho am I?という質問を投げかけ、答えを言わせていくというグループワークで45分が過ぎていった。

・中学校の英語学習
中学校で見たのは、中1の授業。今はProgram4まで進んでいるが、話題が比較的高度(環境問題)だったことに驚いた。今までであれば中1ではまず出てこないであろう語彙もしっかり登場する。教科書の話題や言語材料に迫るため多くのタスクが用意されていたが、タスクを流している印象を受けた。タスク消化型の授業はテンポよく進められることが利点だが、予定されていたタスクを流すだけになってしまうという危険性もはらんでいる。また、文法知識や書くという視点が小学校の英語に追加されるのだが、その橋渡しが相当難しいことも生徒たちの様子から透けて見えた。今の流れを踏まえると、中学校では小学校で学習したことを文字で表記させることを主眼に置き、学習事項が一定量に達した所でまとめの意味を込めて文法事項を提示する流れが自然なのかも、と考えさせられた。

・高校の英語の現状把握
英語の自動化に持って行き、さまざまなアウトプット活動を充実させたいと思っているのだが、なかなかハードルは高い。同じ教科書会社の同じタイトルの教科書でも、難易度は飛躍的に上がっている。基礎的な単語のスペルアウトもおぼつかない。覚えるまで徹底的に取り組む(もちろん、学習方法は授業内や通信等を使って提示している)姿勢に乏しい。英語にかぎらず、学習に対するコミットメントが著しく低い。定期的にアウトプットを仕掛けたり、supplementary handoutを用意したりという授業内容にメスをいれる前に、生徒たちの学習に対する姿勢を根本から変える必要がある。やればできることに対し、取り組まないことを正当化するのは怠慢であると生徒たちには常に説いている。方法を理解した上で、できるようになるまで徹底してやるという姿勢が絶対に必要だ。お手軽な方法はないことを事あるごとに説いていかなければならない。そうした意味で1年生の指導は非常に重要である。
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by jacques_southhill | 2013-06-26 00:57 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
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