2013年 07月 03日

【英語教育一般】第1回レイター(評価者)養成研修会

先週金曜日、札幌で今年度第1回目のレイター養成研修会が行われた。昨年度もそうであったが、今年度も講師の先生方の人選が素晴らしく、数多くの刺激を得ることが出来た。以下は本校の英語科の先生方向けに作成した資料から転載したものである。講師の先生(亀谷みゆき先生)は文科省配布のDVDで授業を取り上げられた先生のお一人である。映像からはわからなかった英語教育に対する哲学を感じ取ることが出来、やる気を高めることが出来た。

・高卒後の10年間を考えると、今と昔では世界とのつながり方が違う。英語を一つのツールとして世界とつながることが必要である。そのためには、授業が世界とつながる必要がある。
・授業では初見で読ませ、スパイラル形式で理解をさせる。そのためのワークシートが非常にシンプルかつ構造的。無駄をそぎ落としワークシートに落とし込んでいるとのこと。また、復習中心であり、家庭学習の内容と次時の最初の内容がリンクするよう考えられているとのこと。全体の理解につながるように緻密に仕組まれている。
・「曖昧さに耐える」「リスクを恐れない」「信頼関係の構築」が授業の三本柱である。
・授業で使用する英語は5種類に分類できる。for control / as a model / for helping students understand texts / for scaffolding / for motivational feedback
・単元の学習内容のデザインを明確にする。年間目標→題材・言語材料→単元目標→評価規準・観点別学習状況。テストをあらかじめ作ることで解決可能
・最初に7時間程度を使ってconversational strategiesを導入している。会話の始め方、相槌の打ち方、会話の終え方などをワークシートで提示し、練習して身につけさせている。
・生徒に発話させるためには、トピックの蓄積が必要。トピックにはinformation gapが必要。
・error correctionは生徒とのインタラクションの中で自然に行われている。生徒の発話に対して、疑問形で返して気づきを促していた。
・アウトプットを段階的に指導するために必要なのは、初期のハードルをいかに下げるか。ディベートを例にとると、最初はpros/consの立場を選択することから始めている。
・評価の仕組みを変えないと、生徒はついてこない→パフォーマンステスト実施の必要性、比率を高める必要性
・少人数を導入する前に、教科を担当する先生がペアを組みTTで授業を行なっている。

百聞は一見にしかず、とはまさにこの事である。
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by jacques_southhill | 2013-07-03 01:02 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
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