2013年 08月 12日

【英語教育一般】実践と理論(その1)

先週末、授業力向上ワークショップと全国英語教育学会に参加してきた。まずは授業力向上ワークショップから。

 昨年度は部活の全国大会引率のため、授業力向上ワークショップに参加することはできなかった。恐らく2年ぶりの参加。3つのワークショップを聞く構成となっているので、正直お腹いっぱいになる。しかし、久々にリアルでお会いする人たちと一言二言言葉をかわすことで、気持ちがどんどんと上がっていく。多様な活動手法、それらを通して透けて見える講師の方々が授業に向かう姿勢。これからの自分の栄養となった。少なからず「ワークショップに参加することを生きがいとしている」人がいるが、これらに参加しただけでは自分の授業は変わらない。ベースとなるのは教える側の姿勢だと思っている。参加するだけで満足してしまう「ワークショップオタク」にならないように気をつけなければと思った。
 ワークショップで心に残ったのは「振り子」の話である。学校での英語教育に求められるものが目まぐるしく変わっている。訳読から触れ始めた振り子は、暗唱・暗写に振れ、今は授業内で英語でコミュニケーションを図ることが求められている。その振り子の揺れ様を客観的に眺める一瞬が必要だという話である。そのとおりだと思った。私が教育実習を行った時の担当教員は「不易流行」という言葉を私にくれた。英語教員に求められるのは「英語力を生徒につけさせる」ことである。ただ、その英語力の定義も非常に移ろいやすい。今は「実践的コミュニケーション能力」というところか?
 一方、手法も英語教育においては大きく変化している。新しい方法を見つけてはその普及に力を尽くし、普及した思えばまた新たな方法が生まれている。学習指導要領でもCAN-DOリストでもそうだが、目標は精選したほうが良い。ただし、そこに至るまでのプロセスは多様であるべきだし、プロセスを考え実践していくのが私たちの仕事だと考える。どの方法をとるかはその時々の状況だろう。
 「生徒に英語力をつける」という太い幹と、目標に対して柔軟なアプローチをとれる手数としなやかさが必要だとセミナーを通して実感した。
 夜に多くの先生と情報交換を出来たことが非常にありがたかった。
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by jacques_southhill | 2013-08-12 21:29 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
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