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カテゴリ:英語教育一般( 30 )


2014年 03月 07日

【英語教育一般】反応する生徒に

インタラクションをしながら授業を進めるようになって2年が経とうとしています。

ある程度中学校でしっかり勉強してきた生徒は、ほぼ問題なく英語で自分の考えを(辞書の力を使いながらでも)言えるようになります。
苦手な生徒たちも自分自身で伸びを実感できるようになってきます。
問題となるのは、真ん中あたりの生徒。

経験を力にする状態が続いていくと、英語力は伸びていきません。勉強と経験のバランスが上手にとれている生徒が大きく伸びていくようです。

授業の中では、問いかけにリアクションするように常に言っています。「質問を投げかけられて黙っているのは無視と一緒」と生徒には伝えています。もっとも、こちらのお題がわずかばかり難しい時もあるのですが。生徒が常に考える授業を目指して授業づくりの日々は続きます。また、「わかろうとする姿勢」も大切だと言っています。外国語学習を「曖昧さに耐える」と形容した方がいますが、そのとおりだと思います。わかりやすさが過度に求められる現代社会で、行間を読んだり、推測したりと相手の意図を思い量るために頭を使う経験を生徒には積んでもらいたいと思っています。それがなかなか「勉強」につながらないのが歯がゆい今日このごろです。

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by jacques_southhill | 2014-03-07 07:09 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2014年 02月 20日

【英語教育一般】英語を身につける指導を

昨日、中学校での月1回のTT今年度分が最終回を迎えました。

昨日は入試が近いこともあり、過去問題を用いた自由英作文に取り組みました。といっても、ほとんどは語順の話です。意味順の箱を意識させることがメインでした。その他、入試がゴールではなくその後も(英語)学習が続くこと、例文をしっかり2週間で身に付ける反復練習が大切なことを伝えてきました。

講義型の授業でしたが、中3生の皆さんはよく聞いてくれていました。

日本語から英語を発想する癖がついているのが課題です。正しい英語が「型」として出てくるようになるのが本来の姿だと思います。そのためには、定着のための練習が必要です。日々の授業では中学校でも高校でもそのことを意識し、伝えられることを増やしていくことが大切だと実感しました。英語を使えるように指導するという切り口で、小・中・高・大が一本の線の上につながると英語教育は大きく変わっていく気がしています。

【追記】タイトルを変更しました。今自分が授業をするときに必要と考える要素を入れてみました。タイトルは変わっても、奮闘の日々は続きます。

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by jacques_southhill | 2014-02-20 09:40 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 18日

【英語教育一般】成績をつける、でもその前に

昨日は観点別評価に関する校内研修会。併せて若干辛い傾向にある科目ごとの評価・評定平均についても研修を行った。

先月出席した教育課程研究協議会の内容を報告し、分科会ごとに別れて各教科の成績の付け方について状況説明の後、議論を行った。特に参考になったのは実技教科(体育・芸術)である。特に、分科会で一緒になった体育の先生が「細かくメモをとっている」という話が非常に参考になった。

研究協議会でも、英語は観点別評価との親和性が高いという話が出席者から出されたので、そのことを伝えた。今年から始まった学習指導要領では、全教科において講義偏重から言語活動等の動きを中心とした授業の変革が求められている。活動を中心とした授業構成と観点別評価は親和性が高い。対して、講義中心の授業と観点別評価は相容れない。指導と評価の一体化が叫ばれて久しいが、本腰を入れて考えなければならない時期に来ていることを実感。

研修会が終わり、学年を組んでいる同僚と観点別評価の話になった。「来年度からでも始めないと…」と観点別評価に過度に焦点が向いている感じだったので、一言釘を差した。「評価云々の前に、生徒に英語の力を付けさせる授業展開を考えることが先」だと。評価することは主目的ではない。日々の授業の延長線上に評価をつける仕事も含まれているという感覚がしっくりくる。生徒の英語力がつけば成績は自然と上昇する。そのことに自覚的であるべきだ。

よりよい形で生徒に英語力をつけてもらう授業のあり方を模索する営みを地道に続けて行きたい。

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by jacques_southhill | 2014-01-18 09:04 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 14日

【英語教育一般】モチベーションを上げる、について

 聞いていて違和感を感じる言葉の一つに「(生徒の英語学習に対する)モチベーションを上げる」があります。「モチベーションが上がれば生徒が学習に向かう」というものですが、果たしてそうなのかは自分の中では腑に落ちないところがあります。モチベーションを上げるための下地作りが必要です。その下地とは「学校は学ぶ場所」であるという認識を生徒にしっかりと持たせることだと考えます。

 先月教育課程研究会でこの話題が出てきました。自分が務めている学校のことを考えると、学校は学ぶ場所という認識に乏しい生徒が一定数います。一般的な高校での学びは、大きくくくると予習・授業・復習に分けて考えることが出来ます。本校では授業が崩壊するということはほとんどありません。しかし、定着のために欠かせない予習・復習に代表される家庭での学習活動に生徒たちは充分時間をかけていません。下位層の生徒ほど、テストを見切るか最低限の点数が取れる近道を探す傾向があります。そうした勤務校の状況を踏まえて、先述の「学校は学ぶ場所だと生徒に認識させることが先では」という意見を伝えました。

 モチベーションを上げるためには下地が必要です。特に英語は一朝一夕には実力がついていかない教科の特性があります。当然ながら集中力が高く家庭でも学習にしっかり取り組んでいる生徒は大きく実力を伸ばしていきます。生徒に「学校は学ぶ場所」という認識を植え付け、授業でしっかり頭を使うよう導き、家庭で授業内容を振り返り、弱点を補強する習慣を形成することが結局は生徒の自己肯定感を高め、自信につながっていきます。また、過去の自分と比べさせることも重要なポイントです。勤務校の生徒たちはともすると他の生徒との比較に陥りがちです。過去の自分と比較し出来ているところを素直に認めるよう促し、その自己評価に対して私たちが肯定的なフィードバックを行うべきです。モチベーションを上げるというのは対処療法であってはいけないはずです。お世辞もそれほど有効打にはなりません。ダメ出しもしつつ望ましい行動に対し称賛する。私たちが生徒のモチベーションを上げることを本気で考えるとき、実は相当多くのことを考慮しなければならないのだというのがこの頃の実感です。さらには、自分のやる気スイッチをほんとうの意味で入れられるのは自分自身のみだと生徒には伝えていきたいと思います。それも出発点は学校に通って授業を受けているという営みを形骸化させない私達の姿勢だと思います。

 そういう土壌に乗った生徒たちに対しては、「出来たのは先生のおかげではなく自分のおかげ、出来なかったのは先生のせい」と素直に感じ自分の行動にフィードバックしていきます。日々指導する内容に説得力を持たせることが私たちが最初にしなければならないことではないでしょうか。

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by jacques_southhill | 2014-01-14 09:43 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2013年 12月 11日

【英語教育一般】教育課程研究協議会終わりました。

研究協議会が終わり、プレゼンも終わりました。

プレゼンをする時には時間内できっちりと終えることを目標としているのですが、ほぼ予定時間どおりに終えることが出来たのでホッとしてます。プレゼンの中で話した内容は、次の2点です。

1.パフォーマンステストについて
2.考査・パフォーマンステスト・CAN-DOリストの自己評価

パフォーマンステストでは、年間指導計画でどのように計画するかから始まり、準備過程、評価、自己評価について話をした。教科書の内容に沿ったパフォーマンステストを行っているので、計画段階が非常に重要だと個人的には思っている。自分の勤務校ではパフォーマンステストを前提としたレッスンとそうでないレッスンの軽重をつけ、年間指導計画に落としこんでいる。計画されればあとは実施に向けてどうするかという点に思考を集約することができる。課題としては、いかに評価をシンプルにするか。長く続けるためにはこの点を避けて通るわけにはいかない。

自己評価については、私が国語の自習監督を引き受けた時の課題内容がきっかけとなったことから話を始めた。考査返却と同時に、考査の出来具合についてコメントを書かせて回収するという内容であった。そのアイディアを流用し、考査前・考査時点・考査後の振り返りをできるシートを作成している。考査前・考査の出来についてはA~Eの5段階で、考査後の学習方針については記述で書かせている。続けると振り返りの質が上がってくる。そのことを生徒の実例と合わせて示した。パフォーマンステストも同様の流れとしている。CAN-DOリストは単純に記号でABCで各項目に対する到達度を1年間同じ用紙で記入させている。

その後の研究協議では「生徒のモチベーションを上げる方法」「考査・パフォーマンステスト」について参加者が実践を元に話をしました。席上でも発言したのは、モチベーション以前に学習者としての意識・姿勢を生徒に持たせる必要があります。学習に対するコミットメントの意識を高めることが優先だと思います。このことが前提条件となり、モチベーション…という話になっていくと私は思っています。短期的にモチベーションを上げる方法、長期的視点で生徒の変容を認めていく方法が考えられるのでは、と考えています。英語学習の点で困っている生徒に対するカウンセリングについても話をさせてもらいました。

考査・パフォーマンステストでは、観点別評価という流れが進んでいます。本校ではまだ手を付けられていませんが、今後検討しなければならない事項と認識し持ち帰りたいと思います。

前任校でお世話になった先生2名と再会を果たし、食事しながら情報交換できたなど、非常に実りの多い会でした。


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by jacques_southhill | 2013-12-11 16:59 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2013年 12月 11日

【英語教育一般】今日はこれからプレゼンです。

昨日から教育課程研究協議会でホテル暮らしをしています。

今日はプレゼンを行います。パフォーマンステストの取り組みと考査・パフォーマンステスト終了後・CAN-DOを使った生徒の自己評価の取り組みについて発表します。

プレゼン後は英語教育についての今日的課題について協議を行います。学びが多い1日となりますように。

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by jacques_southhill | 2013-12-11 06:56 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2013年 11月 24日

【英語教育一般】教科指導セミナー終わる

先週木曜日に教科指導セミナーが終了した。私は講師という立場で参加させていただいた。

テーマはアウトプット活動とCAN-DOリスト形式の到達目標について。アウトプット活動の切り口を3つ用意し、アウトプット活動の実際とそこまでの指導について、若干の実演を交えて行った。語い・文法では自分のことを当該事項を使ってアウトプット。教科書本文ではいわゆる「行間を読む」「読んだ内容を使う」指導を実演した。技術を伝えることも大事だが、それ以上に大切なこととして「気持ち」というキーワードを参加者に提示した。生徒に英語の力をつけさせたい、等のポジティブな気持ちがあってこその指導法だと考えるからだ。最後は、「話すこと」に対する生徒の意欲の高まりを数値面から提示した。

CAN-DOリストについてはここまでの経緯と活用について。せっかく作ったものだからしっかりと活用したい、と思うのは必然だろう。CAN-DOリストに基づく自己評価と、考査が終わったあと、パフォーマンステストが終わってからの自己評価と本校でやっている自己評価を紹介した。自己評価は現状をチェックし、これからの学習活動につなげるために行っている。

その後参加者の皆さんは1つの英文を素材にレッスンプランをグループで作成した。非常に盛り上がり、建設的な意見が続出した。科目担当者間でこうした教材研究の時間を確保できるといいなぁ、と強く思った。もっとも、越えなければならないハードルはある気がするが。

参加者のアンケートを見させていただいたが、概ね反応が良かったようでホッとしている。

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by jacques_southhill | 2013-11-24 09:29 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2013年 11月 02日

【英語教育一般】なぜ英語を勉強する?

『英語教育ブログ』みんなで書けば怖くない」に参加しています。

初々しい頃はよく聞かれました。

「生徒に、『なんで英語なんか勉強しなくちゃいけないんですか?』と訊かれたら、何と答えますか」

というのがこの企画の問いです今は聞かれることは殆ど無いのですが、もし聞かれたとしたら次のように答えます。

高校(中学)で勉強すべき科目になっているから。

極めてシンプルな答えです。在学して卒業を考えている以上、卒業要件に含まれているのですから「履修」をしなければならないのです。その現実はしっかりと生徒たちに伝えなければいけません。好き嫌いではなく、役に立つからたたないからではなく、高校を卒業する者として英語も修めなければ卒業証書を得ることは出来ないのです。

今の高校は履修と修得を分離している学校が多くなりました。英語科教員としては、履修させるのが仕事ではなく習得(字を微妙に変えてあります)させるのが仕事なのだと思っています。どのように勉強すると力がつくのか、どのような授業を生徒に提供すると習得につながるのか。この腕を磨くのが私たちの仕事だと思っています。学ぶべきことをしっかり学んでいく中で「役に立つ」「英語でコミュニケーションがとれた」「入試で点がとれた」「資格がとれた」という喜びの体験につながっていくよう学びを組み立てていくよう私も精進しなければいけません。

なぜ国は中等教育で英語を学習すべき科目と考えたのかについては、政治的・歴史的経緯があるのだと思います。現場の私たちは、「学んだ→できるようになった」という正のスパイラルに生徒が入ることができるように、学習に向かわなければいけないという事実(英語にかぎらずどの科目も)を常に訴え続け、行動を起こさせ持続させていかなければならないのではないでしょうか?
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by jacques_southhill | 2013-11-02 20:00 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 01日

【英語教育一般】小中高連携に関する研究会

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先月19日に、札幌から大学の先生を講師にお招きして「小中高連携」をテーマに講演会を行った。

昨年度に引き続き今年度も文科省の研究指定を受け取り組みを進めているのだが、「今年度はぜひ講演会を」と考え、管理職も前向きだったため予算措置を受け実施にこぎつけた。講師の先生は、昨年度本校が2年生対象に行った出前講義に来校され、その担当がたまたま私だった縁で講師をお願いした。

<講演の概要>
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by jacques_southhill | 2013-10-01 20:11 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2013年 08月 17日

【英語教育一般】実践と理論(2)

今回は理論側の話を。

先週末、全国英語教育学会(JASELE)に参加した。今回は札幌で開催された(しかも会場の北星学園大学は実家から非常に近い)。こうした場に足を運ぶのは初めて。30分ごとに同時多発的に行われる発表をはしごしながら聞き、各日ごとに講演・パネルディスカッションと盛りだくさんの内容だ。

自分にとって興味深い発表を幾つかピックアップし、メモを取りながらまるで学生のように参加していた。詳細はJASELEで検索するとそれについてのブログが結構出てくるので、ここでは自分が感じたことを書き連ねる。

・実践と理論はやはり乖離していると感じる。「(英語)教育をよりよくしたい」という思いは恐らく共通しているはず。教員は方法を求める。研究者はデータに基づく仮説を、先行事例をもとに一般化していく。英語教育という座標には乗っているが、向いている方向は異なる。
・研究者の皆さんの切り口が非常に面白く参考になった。「こんな事象も研究の対象になりうるんだ」と思うことしきりだった。
・研究者の方々の発表だけではなく、大学院生の発表や現職の教員の方々の発表も参考になった。特に、大学院生は「現場はどのような感じなのですか?」と好奇心旺盛だ。

実践と理論の融合を考えるときには、
(1)理論を上手に取り入れる実践者
(2)実践しながら理論を学び研究していく
という2つのモデルが考えられるが、自分は(1)の道を探ったほうがよさそうだ、というのが率直な感想。この仕事、やはり日々勉強なのだと実感。
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by jacques_southhill | 2013-08-17 17:26 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)