カテゴリ:日々の営み(授業)( 235 )


2017年 01月 10日

【授業日誌】勤務校以外の生徒を対象にした講習

今年、自分の学校の生徒達を対象にした講習から仕事を始めました。現在、2つ目の仕事としてタイトルに掲げたとおりの仕事をしています。道教育委員会主催です。

対象となるのは「選抜性の高い大学への進学を希望する高校1年生」20名程度です。大学入試問題をやるにもまだまだ先な感じがしました。先方のリクエストもあり、次のような授業内容で3日間240分の授業(90分+90分+60分)を組み立ててみました。全体のテーマは「英語の学習方法を体感する」です。

1日目 90分[昨日] 
 ・英語を学習する目的とできるようになるべきこと
 ・語彙学習の方法
 ・リスニング学習について(聞き取れる箇所と聞き取れない箇所の違いは何か)
 単語を覚える作業に取り組んだ後、リスニングで概要理解のタスクに取り組んでもらい、さらにリーディングで確認してもらいました。

2日目 90分[本日]
 ・文法学習の方法
 関係詞をテーマに授業を行いました。まず「その女性は私を手伝った」という英文を書かせ、その後で「私を手伝ったその女性」という名詞句を作らせる。the woman who helped meで一つの名詞句であることを伝え。関係代名詞主格・目的格・所有格・whatと関係副詞まで確認し、その後補足で継続用法を扱う。

3日目 60分[明日]
 ・音読の方法
 ・習った表現を和文英訳の中で使う(具体的には日本語で作成した要約文を英訳してもらう)

生徒の高い集中力と意欲的な姿勢もあり、順調に進んでいます。課題は、一つでもここで体験した学習方法を実践できるかにあります。8割程度の生徒が英語の家庭学習時間0分と言っていましたので。経験したことを活かして学習することも学習者には必要な要件だと私は考えています。      

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by jacques_southhill | 2017-01-10 18:03 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 25日

【授業日誌】◯◯秒で要約

講習中に試してみました。

予習済みの英文を段落ごとにペアの片方が他方に指定された秒数で口頭で要約させます。
一通り終わった状態になったら、1ペアを指名し実演させます。
その後こちらから要約で使うべき文を提示し、その後段落内の細部の説明。

この頃テレビ番組で「◯◯秒でわかる◯◯」という類の説明が多くあることにヒントを得ました。今のところ日本語で行っていますが(語法・文法・内容上正確に内容を理解させることを優先させているため)、英語で行うことが今後の課題だと思っています。

記述式で講習で役に立ったことを生徒に挙げてもらいましたが、要約に対する評価が比較的高くほっとしているところです。



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by jacques_southhill | 2016-06-25 20:36 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 14日

【授業日誌】今年度初投稿ですね。

今年度、自分が担当する生徒たちも2年次に進級し、コミュニケーション英語Ⅱと英語表現Ⅱを担当しています。本校の2年次はコミュニケーション英語Ⅱを習熟度展開で実施しています。自分は上位者以外の層を3クラス担当しています。現在のコミュニケーションの授業はこんな感じです。

・単語テスト
 単語帳・熟語帳それぞれの見開き1ページずつを毎時間日→英で実施しています。テストが終わった後は出題した単語・熟語を使いペアで口頭英作文。第1回定期考査が終わった現在は文脈を意識し2文を言ってもらっています。その後は次の時間に扱う単語・熟語の発音の確認。いきなりリピートさせずまずは発音をペアで確認してもらっています。45分の授業で15分ほどかけてやっているのですが、考査終了後の振り返りで「役に立っている」と感じている生徒が多い項目です。

・教科書本文
 単語は事前にワークシートにして与えています。今年度からワークシートにその単語を用いた英文を書く欄を設けています。辞書の例文を書き写すこともオリジナルの英文を書くことも認めています。そしてマッピングシートと読んでいる概要把握のためのワークシートを埋めながら本文の内容を確認します。最初は極力1レッスン全部を聞いて(読んで)マッピングシートを補うようにしています。確認は1セクションごと。解説が長くなり過ぎないように端的に内容を把握し、その後は各自で音読したりモデルを聞いて音読したり、スピードを落としたオーバーラッピング。その後でリピーティングを行いながら本文のさらなる理解のための発問を行っています。できるだけ頭を使って考えさせるようにしています。考えたことはペアで必ずシェアさせています。反応を見て正しく理解しているようであれば軽く答えを確認し、深まっていない場合にはヒントを与えながら繰り返しペアで課題解決させます。分かる範囲で考えることを生徒には伝えています。したがって、「わかりません」は禁句です。世の中答えがないことに対し解決を図ろうとすることが常なので。

課題はアウトプット活動にあります。この辺りは次のエントリーで。

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by jacques_southhill | 2016-06-14 23:14 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(2)
2016年 02月 08日

【授業日誌】やったから、できた

先週金曜日、自分の担当クラスで毎日やっている単語・熟語の小テストの点数が明らかに悪い生徒が複数いた。一人一人確認すると、「勉強してない」という生徒が多数。時間をとってお説教。

テストでは単語と熟語合わせて10数語から10題を出題する。形式は日本語を聞いて英語を書く形式である。授業では次の回のテストのために音読指導も兼ねて知らない語句をチェックさせ、家庭学習につなげる機会も設けている。「学校に何をしに来ているのか」と問うと、「勉強しに来ている」と返す生徒たち。「勉強してないじゃない」と私は言い返す。

明けて今日。同様に小テスト。結果は良好。今度は一人一人に「やったからできたでしょ」と伝えた。やればできる、とはよく言われる。やればは仮定。だからやらない限りはできない。最初は「やればできるしょ」と言葉をかけていたが、先のように言い換えた。やったからできた、という経験を生徒たちに積んでもらうべく日々精進の道。小テストの後も語彙が定着してこそ本来の目的達成です。

ちなみに小テストの解答はすべて板書し、そのあとペアでその語句を使った一文を披露する超スモールプレゼンテーションを行っています。こちらの取り組みは非常に意欲的です。

この文章は自分のfacebookにアップしたものに加筆してあります。 


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by jacques_southhill | 2016-02-08 21:58 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 22日

【授業日誌】文法学習で例文をグルグル

昨年10月から英語表現Ⅰの習熟度別クラスで下位者のクラスを担当しています。この層は中学校で学習した英語が定着しておらず、学習習慣が確立されていない生徒達です。どのようにして伸ばそうかと考えた時、まずは例文を定着させようと考えました。日本語に反応して例文を言えること、毎日勉強する習慣をつけることを目的に導入したのが「グルグル」です。

靜哲人先生の手法をそのまま授業に取り入れています。2016年になり、生徒のパフォーマンスが飛躍的に上がりました。反応速度ももちろんのこと、発音の質が上がったなという実感を持ちました。生徒には「2016モデルはいいねぇ」と言いながら授業を進めています。

これからは1年の学習のまとめの時期にさしかかります。今まで習った英文を言えるように仕向けようと考えています。

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by jacques_southhill | 2016-01-22 19:29 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 27日

【授業日誌】C英語Ⅰ教科書本文と関連したアウトプット活動

連投ですね。

今日は自分が担任しているクラスのC英語Ⅰの授業。ALTとのTTで、教科書の内容を元にしたアウトプット活動。題材は辻井伸行の幼少時から現在までの成長を追ったもの。そこで、このようなタスクを考え実際に授業に臨んだ。

課題A:Imagine. You are Nobu’s parents. You know that Nobu is blind. What words do you give him?
課題B:Imagine. You are Nobu. You are blind. What words do you want to get from them?

4人グループを作り、どちらか一方の立場に立って課題に取り組んでもらった。

なかなかアウトプット活動が思うように進められず歯痒い思いをしていたのだが、生徒たちは私たちが思ったレベルを遥かに超える言葉の数々を紡いだ。

今回の目的は次の点に置いた。
1.答えのない問いに対して答えを考えることができる。
2.それぞれの立場から「言葉」を考え英語で伝えることができる。

ブレインストームの時間。最初は10分に設定したのだが生徒たちの要望もあり5分さらに延長。その最中、辞書を引いて自分が使う言葉を検索する者、単語帳(本年次ではMEW Expansion 1400を使用)から語いを見つけ出そうとするもの。使える語いを探すべく教科書本文に当たるもの、教員に英語を使って質問する者等、前期には見られないほどの積極性を見せてくれた。

そして発表。親の立場から5グループ、Nobuの立場から5グループ発表。45分授業のうち正味30分強を使い時間内に活動が収まった。生徒の言葉の数々があまりに良かったので生徒が作った英文を即回収し、パソコンで打ちなおした。(データは後日アップしたいと思います)

今回は特別なワークシートを一切用意せず、Oral Instructionで説明し、グループにA4用紙1枚を渡して活動を行った。これで活動が成立することがわかったのが大きな収穫。

本校の生徒は非常にシャイである。そのため前期はなかなか考えた活動がうまく機能しなかった。入学から半年、試行錯誤しながらではあるが、生徒たちのがんばりに一筋の光を見た思いがした。ALTも非常に感激したようで、その様子に今日の我がHRの日誌にも「褒められて嬉しかった」と正直な言葉が記されていた。毎日発行している学級通信に私は感謝の言葉を綴った。





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by jacques_southhill | 2015-10-27 22:27 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 27日

【授業日誌】小テストあれこれ

授業中に小テストを行うことが多いと思います。

自分がいま担当している1年次でも、コミュニケーション英語Ⅰで語いの小テスト(語いを例文の形で書かせる。問題は口頭で伝える)を実施しています。また、年次の取り組みとして朝中学校既習の文法事項を含む例文の小テストを行っています。

コミュニケーション英語Ⅰでの小テスト前期分は、中学校の語いの復習が多くを占めるテストのためそれほど問題は表面化しませんでした。後期になり高校初級レベルとされる語いのテストに切り替わったところ、多くの生徒が非常に苦戦するようになりました。

同僚の先生と話す中で、小テストの仕方を手を変え品を変え試してみようという話になり、生徒に次のような問い掛けをしました。前提として、どのような形式であれ皆さんが勉強しなければならないことに変わりはない、ということを伝えました。

1.語いを身につける方法について
2.どのような小テストの形式だとhappyになれるか

時間を取ってグループでアイディアを出してもらったところ、様々なアイディアが出てきました。

穴埋め、並べ替え、出題範囲を狭める、などなど…。

自分自身の問題として捉えてもらうことはできました。日本語の提示の仕方として、日本語として自然な文を提示するだけではなく、チャンクごとに日本語で提示すると生徒はより解答しやすいと言っていました。

覚えることに対する耐性を身につけてもらうことの重要性を実感しています。達成感を与えられる小テストにしたいのですが、そのためには生徒自身が取り組まなければいけません。達成感は自分で作るものなのだと思います。その手助けとしての小テストと考え、生徒に「どのような形式だとhappyになれるか」と問いかけてみました。

しばらく実験の日々は続きます。



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by jacques_southhill | 2015-10-27 00:19 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2015年 09月 01日

【授業日誌】文法を生徒が教える授業

久々の投稿ですね。

投稿するほど何かinnovativeなことをしているわけでないことを図らずも証明していますね。

年次全体で行っているのが、文法の参考書を読み概要をまとめたノートの提出。

これに、自分自身のアレンジを加えて授業を行っています。

自分が作ったノートを見ながら小グループごとに文法事項の説明を生徒にやってもらっています。例文を通して他の生徒にわかりやすく説明します。ひとしきり終わったら、1名の生徒を指名し全体に説明してもらって私が補足します。その後は当該の文法事項を用いた表現活動を主に口頭で行っています。

文法事項をひと通り扱うことに関する賛否両論はあると思いますが、必要な情報をまとめ、自分の言葉で他者に伝える活動もlearning skillの1つだと思うのです。最初はなかなかうまく行きませんでしたが、この頃は概ね機能しているようです。

こちらが教え込むよりは効果があるように感じます。

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by jacques_southhill | 2015-09-01 21:06 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 24日

【授業日誌】この頃のコミ英Ⅰの授業

1年次生の授業も2ヶ月が経過しました。他年次の同僚に、コミュニケーション授業どんな感じでやってるの?と聞かれ、まとめてみようと思いついた次第です。授業はすべてペアワークで進めます。授業は次の1〜5までで2.5時間程度を要しています。

大まかな各セクションの流れ
1 Easy Versionを読ませ要約
教科書のデータCD-ROMにはEasy Versionが収録されている。それを活用しない手はない、と思い最初に読ませ要約させています。パラグラフごとに時間を区切って読ませて日本語で要約させています。時間経過後はペアで確認し、こちらから要約例を口頭で提示します。慣れてきたら英語で要約させることも考えています。元ネタはキムタツ先生こと木村達哉先生。
2 教科書本文に触れる
一応概要は1の段階で触れているので、リスニングで聞き取らせます。ひと通りリスニングが終わった後は、辞書を使いながら未知語の意味を確認し読み進めます。辞書指導を初期段階でしているので、辞書を使わせることを目的としています。
3 音読しながら適宜Taskを口頭で与える
フレーズごとに区切りながら音読します。大多数がわかるところは音読のみ。重要表現が出てくれば和文英訳をさせたり自己表現につなげる、内容理解上日本語が必要なところは日本語で意味を確認させる等、音読に説明と言語使用を絡めながら進めています。教科書のレベル(シェアNo.1の教科書)を考えると、日本語も適宜必要と考えています。
4 集中的に音読練習
なかなか時間が取れないのが目下の悩み。コーラスリーディングやオーバーラッピング等を定着のためにしつこくやりたいところ
5 TF/QA
本文を見ずにやらせています。TFやQAはハンドアウトにも載せているのですがそれらは第一段階では配りません。音声で処理させます。音声での確認が終わったあとはハンドアウトを配り宿題としてやらせます。

1レッスンが終わった後で…
6 英語での要約
当面はモデルを見せる意味でも和文英訳形式で取り組もうと思っています。今井先生のSSCCを活用予定。
7 単語リストの提示
リストありきで本文を読ませることにいささか疑問を感じていたので、復習としてこちらもデータCD-ROM収録のリストを活用し、英語の箇所をすべて空所にして埋める形式を考えています。英英辞典の定義も掲載しパラフレーズに繋げたいと考えています。

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by jacques_southhill | 2015-05-24 21:52 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2015年 04月 30日

【授業日誌】文法と参考書

1年次生の授業が始まり3週間ほど経過しました。

今回は文法の学習について。今年の1年次生は参考書と付属ワークブックを購入させ授業で扱っています。どのように参考書を使わせるか、どのように学習事項を定着させるかを考え特徴的な取り組みを2つ始めました。

1 参考書を読み自分で内容をまとめさせる
 前任校でもやっていましたが、現任校でも導入しました。自然状態では参考書を開く生徒はほとんどいません。そこで、文法事項をまとめるノートを1冊用意し、参考書の内容を例文を軸にまとめさせています。これは年次8クラス全体で取り組んでいます。事前にモデルを2種類(1つは私が作ったもの、もう1つは同僚が作ったもの)提示しました。書物を読み自分の言葉でまとめる経験をさせたいと思い、先行事例を参考にして始めました。示したモデルを離れ、自分の型を見つけられるようになればと思っています。

2 参考書をその場で読み、自分の言葉で相手に内容と例を伝える。
 これは自分のクラスでやっている取り組みです。1への橋渡しとして実施しています。扱う内容を小分けにしながら2〜3分程度で読ませます。その後ペアでじゃんけんをし、一方が他方に内容を例を交えて説明をします。その後1ペアを選びクラス全体にフィードバックします。全体を貫くトータル的な事柄の説明や補足はこちらが行います。今後は該当する英文を即興で作らせるなどproductiveな活動を混ぜていきたいと思います。授業終了時点での理解度は高いようです。この後はワークブックの問題をSSCC(今井康人先生提唱)で和文英訳のタスク仕立直し授業で扱い、家庭学習でワーク本体を扱う流れを予定しています。

やはり文法は扱わなければというのが持論です。素材があれば自分で学習を進めることができる生徒を育てたいと思います。

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by jacques_southhill | 2015-04-30 01:38 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)