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2012年 10月 30日

【授業日誌】日々の授業を久々に綴る Tue, 30/10/12

このごろは授業のことについてあまり書いていなかったな、と思いつつ、今日の授業を振り返る。

今日は英Ⅰ×1+英構×1+R×1そのうち今日は英Ⅰについて。

ユメタン0のフレーズの定着が思わしくないため、見開き2ページ計10フレーズから5つを選び小テスト。今日は上位者クラスだったので、出来は当然ながら良い。毎月行われる小テストの前哨戦ということで取り組んでいる。採点は1語につき1点。とりあえず毎月の単語テストの範囲を1週し、それが終わったあとはそのフレーズを実際に使用させようと思っている。続いては宿題にしていたQAの解答をさらっと。その後、今日は教科書の1パートの後半部分だったため、本文の内容に即したスピーキング活動。女優忍足亜希子さんを扱った全4パートのうちのパート1。彼女が28歳の時にオーディションを受けた経緯についての文章。そこで、こんな質問を投げかけた。

Imagine. You are 28 years old now. You want to become an actor. Will you take an audition?

生徒には、自分の立場(YesまたはNo)とその理由を話すように伝え、1回目のペアワーク。言えない表現もあるが、気にしない。その後時間を取り言えなかった表現を辞書等で確認させ再度ペアでのやり取り。その後何人かを指名しやり取りを行う。生徒の話に対しフィードバックしながら5分程度。思いの外生徒のスピーキングの質が変わってきていることを実感した。Yesの立場では、I don't want to give up my dream.とか、I work hard to make my dreams come true等の表現で自身の主張に理由を添えた。一方、Noという生徒の中に、I am not so youngという主張をした生徒がいた。そこから話はそれ、Do you think 28-year-old people are young?という質問を生徒に振り、意見を求めた。

SPEAKINGを授業のとりあえずのゴールにするようになって数ヶ月。生徒の話から授業が膨らんでいく感覚を実感することができた。英語版「銀の匙」よろしく、生徒の発話で話が膨らむ授業である。そのために必要なのは、どのような問いをこちらが立てるか、ということだと思っている。
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by jacques_southhill | 2012-10-30 23:18 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 29日

【雑記】今週は視察の旅

今週は東北(宮城県・山形県)に視察に出かけます。

同僚が中高連携と先進校視察をテーマに道内視察を行ったので、JacquesはCAN-DOリストの取り組みが進んでいるとされる東北地方を視察先に選びました。

11月1日(宮城)と2日(山形)。特に、山形では教科書を2年間に渡り使用し、2年目に1年目で使った教科書を用いたスピーキング活動が行われているとのこと。文科省のDVDにも収録された授業を行った先生と直接お話させていただく貴重な機会。一期一会の精神で、聞きたいことを整理し自分自身の(さらには教科の)学びの機会としたい。よく学び、よく遊びます。

それが明けると、11月12日には本校のここまでの取り組みを実践報告会という形で披露することになる。何かinnovativeなことができているわけではないが…。その準備もぼちぼちしていかなければならない。
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by jacques_southhill | 2012-10-29 00:01 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 22日

【授業日誌】SPテスト2回目

今日から英語Ⅰでは2回目のSPテストです。

課題は3つ。
1 既習の教科書の音読
2 1の中から内容に関するQ and A(疑問詞を用いた疑問文に答える)
3 1に関連した内容で、自分の考えを述べる形式(英検準2級 第5問の形式)

どれも授業で取り組んでいる内容なのですが、テストをすることから今後の課題も見えてきた。

英語を比較的苦手にしている生徒に対しては、音読練習もきっちりやり、スピーキング活動もしっかりやる授業マネジメントがやはり必要なのだと痛感した。ターゲットとなる(生徒にできるようになってほしい)活動を授業の中にしっかりと盛り込むことと、授業終了後に「できた」と感じさせることを今後の授業運営の軸に据えたい。授業でやったことが再現できるかを家庭学習で問う流れにしなければと認識を新たにした。

逆に、CDを聞いて音読練習をきっちりやり、native likeな音声表現に近づいている生徒に対しては、授業でアウトプットする機会をたくさん与え、知的レベルの高いトピックに対し自分の考えを伝えることができるよう仕向けたい。

授業内でのスピーキング活動は、極力生徒に準備をさせないで発話させている。ペアで発話がひと通り終わった後、言えなかった部分を辞書で確認させ、そのあとで教員と生徒間で会話を行なっている。言えないことを自覚させ、表現の習得を促すのも大切だと思うので。もちろん、手持ちの英語で話をすることも大切ですが。

試行錯誤の日々が続きます。

余談ですが、今日からスピーカーをBluetooth対応のものにしました。音質は?な感じですが…。
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by jacques_southhill | 2012-10-22 21:23 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 17日

【授業日誌】内容を言語化する

以前の投稿で「問いかけながらインタラクションで進める授業」について書いたが、今回はその延長線上の話。

生徒に質問を投げかけた際に、ペアで必ず言語化してもらっている。使用する言語は英語であったり日本語であったりするのだが(クラスと目的に応じて変えています。原則1年生のクラスは英語で、3年生のクラスは日本語にしている)。1文ごと音読しながら、適宜質問を与え、その場で考えてもらっている。

即興での対応力を高めると共に、思考・理解の過程をなぞる意味でこの方法を試している。音読・暗唱中心の授業では、和訳を与えて内容理解をそちらに任せてしまうことが多かった(自分は)。そうすると、和訳を読んで分かったつもりになる生徒が出てくる。そのデメリットを取り除くため、内容について考えてもらう発問を考え、それを投げかけることでインタラクションを進めている。英語の蓄積がある生徒は、ある程度内容について突然の質問にも対応できる(質問の中身は、すぐに答えが出るものから、少し深く考えるものまで多岐に及ぶ)。リスニングでも聞いてもらった後に、ペアで素材音声の内容を振り返ってもらっている(今のところは日本語で行なっている。英語でやるとdictogrossになる)が、相手に伝える前提で英語と向き合うと、読みや聞き取りの質が変わっていくようだ。

今日は、地域の英語教育研究会に出席してきた。授業は音読中心で行われていた。それにどれだけcreativeなoutputを差し込むことができるかが大切なのだと感じた。助言の中に印象深い話があったので、忘備録としてここに記す。

授業で扱った英文を、再現できる。
授業で扱った英文を、説明できる。
授業で扱った英文について、自分の意見を述べることができる。
その際、音読や内容理解は上記活動の前提条件となる。
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by jacques_southhill | 2012-10-17 22:27 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 14日

【英語教育一般】第2回レイター養成講座(2)

講演は、明治大学教授の尾関直子氏が担当。

CEFRの理念に始まり、CAN-DOリストの利用用途等実践的な内容であった。氏の講演の中で心に止めておきたいと思ったのは次の4つ。

1 CEFRが定義する外国語学習の目的は、「複言語能力・複文化能力、及び学習者オートノミー(自律性)の重要性を強調し、学習者中心の指導方法を重視してきた。
2 CAN-DOリストの利用用途として、学習者が現在のレベルを知ったり、言語学習の目標を立てたり、教材を選んだり、能力を自己評価するときが挙げられる。
3 CAN-DOリストはtask-based instructionを推奨している。CEFRならびにCEFR-Jは一般的な記述となっているため、各校のレベルに応じて修正することができる。教科書のタスクは不十分であるため、自分でタスクを補う必要がある。
4 自律した学習者となるためには、家庭での学習量を増やす必要がある。宿題形式でも可。

学校でCAN-DOを考えていく時に、英語学習のシステムを円滑に回すための道具として考えなければならない。CAN-DOを作るのは実は準備であって、ゴールではない。作った後こそ、日々の授業の中にCAN-DOの要素を落とし込んだり、生徒に自己評価させたりと、次の段階に発展させるための道具である。また、パネルディスカッションにおいて、「シラバスとの相関性」「教科書各レッスンとの相関性」を強化することが肝要であるとの話も出てきた。本校がこれから考えて行かなければならないのはこの点であると次の課題を明確にすることができた。
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by jacques_southhill | 2012-10-14 10:55 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 13日

【英語教育一般】第2回レイター養成講座(1)

無事に終わりました。僭越ながらパネリストを務めることとなったのですが、10分間で自校のCAN-DOリストに関わる取り組みを紹介し、フロアからの質疑応答に答え時間はあっという間に過ぎました。

10分では言い足りなかったことを補足する形で本稿を作成してみました。

本校のCAN-DOリスト作りについて、研究主任として頭に置いていたことは次の事柄です。
1.英語科教員全員で作る
2.descriptor(各項目の内容)に汎用性を持たせる
3.先生方の皮膚感覚を大切にする
4.4技能を支える、学習習慣・語彙・文法に関して言及する

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by jacques_southhill | 2012-10-13 13:30 | 英語教育一般 | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 03日

【授業日誌】空気を作る仕事

久々の更新は出張先からになります。

ブログの更新が滞っていましたが、いつもどおり授業をどうしようか考える日々を過ごしていましたのでご心配なく。

問いを発しながら進める授業も少しずつではありますが形になってきました。本文を読めば単語でも答えられる質問から、生徒の考えを広く聞けるような質問、さらには重要語句を使ってちょっとした和文英訳をさせる指示、さらには音読等を行い、教科書の英文と生徒の発話の間を行ったり来たりしてます。

今回の文部科学省の指定授業の一環で、中学校の先生と生徒有志の計4名でTTを行いました。生徒有志は教員志望の生徒たち。生徒目線からではなく、先生目線から授業を見たことは彼らにとって新鮮だったようです。中学校の生徒達を相手に、音読とペアワークを自作のハンドアウトを使って行ったのですが、いつもと違う人が来ているからなのか、生徒たちも緊張しながらも意欲的に取り組んでいたようです。

「この先生の授業は、手が抜けないな!」と子どもたちに思わせることができる空気を纏えることって、非常に大事な気がします。技術以前に。ワークショップでアイディアを収集するのも大事なことです。が、授業を受ける雰囲気をしっかり作り上げることが大切。人って、雰囲気に流されやすい生き物だと思うので。中学校にも高校にも、授業を受ける姿勢そのものができていない生徒達がいます。先述の中学校でのTTの時は、意図的にその生徒のそばに立っていました。もらったばかりのプリントをしまう姿を見て、「あれ、プリントは?」とひと声かけました。その生徒はとりあえずはプリントを机から出しました(取り組んでいる形跡は、残念ながらなかったが)。望ましくない行為に対し「ダメ」と言える(メッセージを送れる)ことって大切なんだな、と再認識しました。
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by jacques_southhill | 2012-10-03 19:45 | 日々の営み(授業) | Trackback | Comments(0)