2010年 03月 16日
今日、いつも出入りしている書店の方から「英語教育4月号」を受け取った。テーマは「発問」。ここでの発問とは、口頭によるものだけでなく、タスクなどの指示(ハンドアウト)も含まれるのだろう。 この記事を読んで、今後意識しなければならないのは「素材となる英文を読み込むこと」だと痛感した。表層的な質問だけではなく、教員側の読みの深さがにじみ出るような問いかけができるよう来年度は教材研究に臨みたい。 以下にJacquesが今後意識しなければならないと感じたことを列記しておく。 「良い発問を作り出すポイントとは?」田中武夫氏の記事より引用 1)教材の本質を突いているか? 言葉が含む意図やテキスト全体の中でのことばの働きを生徒に考えさせる発問が良い発問である。 2)生徒に気付かせているか? scaffoldingの重要性。本文からのヒントとなる情報に意識を向かせる 3)意外性があるか? 意見の対立や、葛藤が生み出されるような発問。 4)多様性を引き出しているか? 偶然性をうまく活用している発問。 「ライティングの授業を『発問』で作る」井ノ森高詩氏の記事より引用 生徒に「選択の自由」を与える実践。覚える英文から、課題の内容から、生徒に選択をさせる。全てを覚えさせようと考えるのが我々の一般的思考パターンだが、こうした手もありかと思った。選に漏れた英文などは、今後何度も出会うことになるという割り切りが背景に見える。 そして、特に興味深かったのが中嶋洋一氏の記事。中学校の教科書でもここまで背景を読み込むことができるのか、という好例。もともと文系人間ではないJacquesは深く文章を読むことが苦手である。「読みに深さを」これがJacqeusの2010年度の目標になりそうだ。
by jacques_southhill
| 2010-03-16 22:11
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Comments(2)
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はじめまして!…投稿してみましたよ(笑)誰だかお分かりですね。
私もさっき英語教育4月号を買って少し読みました。 教える側にこそ文脈理解力と真意を見抜く力が必要なのかもしれないですよね。 冒頭の記事を読みながら、平成25年度を迎えるまでに、All in Englishベースの授業を作るために発問を研究する必要性を再認識しました。 田中氏の著書「英語教師のための発問テクニック」(大修館書店)もお勧めです。併せて読むと面白いと思います。
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>たーくん様
いやぁ、わからないやぁ(ウソ) タスクを単なる作業から知的作業に昇華させるためには質問の質がやはり重要なんですよね。今年度も半ばを迎えた頃からこのことに気付き始めたのですが、未だ道半ばです。行間を読み取らせたり、パラフレーズさせたり等、やりたいことたっぷりです。 お薦めの本はいずれ買って読んでみたいと思います。 |
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