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HEART & SOUL for daily English lessons

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2011年 03月 02日

【雑記】私の英語学習歴 (from 英語科教員奮闘記)

英語教育ブログみんなで書けば怖くない!企画(http://d.hatena.ne.jp/anfieldroad/20110301/p1)に参加します!

■中学校
正直余り記憶がない。不得意だったわけではなかったはず。授業も当時は文法訳読式。先生の板書を一生懸命写していたのだろうか。高校入試のために中三秋から塾に通う。「基礎英語」も僅かながら聞いた記憶が…。それだけ。

■高校1~2年
当時は英語Ⅰと英語Gに分かれていた。英語Ⅰの担当の先生はある意味強烈で印象に残っている。何かにつけて辞書を引かせる先生であった。その先生は蝶の研究から英語の道に入ったいわゆる「変わり者(失礼を承知で)」である。1時間の中で何度も辞書を引いた。当時は電子辞書などという画期的商品もなかったので、紙辞書を常に携帯。雨に濡れたこともあったので紙はぶよぶよ。調べた語に下線を引くようにとのことだったので、赤鉛筆でアンダーライン。お世辞にもできが良い生徒ではなかった気がする。英語G(グラマーのG)は、milestoneの本体とワークブックが教材。特に説明を受けた記憶もなく、問題演習がメインだったように記憶している。
高2では英語ⅡBと英語ⅡCの授業。英語ⅡBは今で言うリーディング、英語ⅡCはライティングである。余り記憶がない。

■高校3年
今につながるきっかけがあったのが忘れもしない高3の夏。北海道では第2のFM局が開局を迎えた。日本人ながら流暢に英語を操る男性DJを「かっこいい」と思い、そのDJの方のように英語を話せるようになりたいと漠然と思った。教員になりたいと思ったので、必然的に英語教師を志す。入試に向けてはせいぜい「大学入試ラジオ講座」や「進研ゼミ」をやっていた程度。ただし、続いたり続かなかったり、であった。大学入試も地元国公立のみを受験したものの失敗し、浪人生活に突入することとなる。

■浪人時代
今はなき「S予備」に1年間通う。文法から北大英語からセンター英語と…。英語だけでもこんなに講座があるんだと思った。There is a car coming.という文についてどういうことなのかを講師の先生に質問したのを覚えている。予備校のテキストの予習を行いつつ、宮崎尊先生著のThe Next(今は絶版)シリーズを2冊やりこんだのを覚えている。そうして迎えたセンター本番。帰りのJRの中で出来なかった問題のことが頭をよぎった。自己採点では意外と出来ていた。トータルでは振るわなかったものの、2次で奇跡の挽回を果たし、志望校に合格した。

■大学時代前期
せっかく英語の先生になるのなら、「英語を話せる教員になろう」と決意する。学習塾でバイトをしながら、お金を貯めて1年程度留学しようと目論んだ。バイトにかまけて英語力をつける努力はあまりしていなかった。「留学したら英語が出来るようになるだろう」という甘い考えがあった。留学先は当時流行り始めたインターネットの力を借りた。大学の先生と相談した結果、大学付属であることと、最速でつたない英語に返事をくれたことが決め手となりLeeds Metropolitan University Centre for Languageに留学することを決断。

■留学期
1998年5月、イギリスLeedsに留学。最初にplacement testがあり、文法力がなまじっかあるのが災いし、上から2番目のクラスに入ることになった。周りはヨーロッパ諸国出身者を中心に、イギリス滞在歴が長い生徒が中心だった。スピーキングとリスニングが決定的に出来ない。下のクラスにいきたい旨を伝えたが、しばらく入学当初のクラスにとどまり、数ヶ月後一番上のクラスに入ることになった。英語のエッセーも、ディスカッションも前よりはできるようになった。FCEやCAEも受験した(合格したのはFCEのみ)。ある日突然英語が聞けるようになる瞬間を体験することが出来た。ホストファミリーに「英語で夢を見るようになれば本物」と言われた。実際に使っていく中で「あっ、これってこういうことなのか」と高校・予備校で学んだ文法事項の理解が深まったことを覚えている。こうしてあっという間に10ヶ月の留学生活は幕を閉じた。英語教員になることを目指していたので、資料になればと思い、検定の問題集やらOAEDやらPractical English Usageなどの書籍を大量に買い込んだ。

■大学後期
私が通った大学では、卒論は英語で書くことになっている。留学後にエッセーライティングの授業を取り、ライティングを中心に勉強した。卒論はitについて。itが持つ様々な意味とその使用頻度を取り上げた。評価は「良」だった。帰国1週間以内にTOEICを受験し、教員採用試験で専門試験の免除を受けられる成績を取ることができた。

■教員になってから
正直言ってまとまった時間英語を勉強できていない。スカパー!でBBCやCNNを見たり、映画やテレビドラマを字幕なしで見たり、英字新聞を購読し読んだり、とゆるく英語を学んでいる。ALTの先生方と話したり、正月恒例の英語漬け合宿に参加したりもしている。

by jacques_southhill | 2011-03-02 00:24 | 雑記


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