2009年 09月 30日
先ほど投稿した記事にも書いたが、英構で今能動態→受動態のオーラルワークに取り組んでいる。あるクラスでは、今日で3回目のオーラルワークとなった。以前よりも出来るようになっている。今まではforest intensive grammarの例文ベースだったので、次回は解答済みのハンドアウトから出題することを生徒に伝えた。 その授業を10年研に来た先生が見学された。(Jacquesはちなみに来年10年研。つまり経験年数で下。そのことを、見学に来た先生は知っているのかなぁ?)授業を見学してのコメントを見た。そこで書かれていたことがこの投稿のタイトル。 英語は特にトレーニング的要素が強い教科だとJacquesは考えている。「常に前へ」進むことが比較的重視される中で、一度扱ったものを完全に定着させるための繰り返しは確かに時間がかかる。定着には繰り返しが必要不可欠。今後も精進したい。 #
by jacques_southhill
| 2009-09-30 22:40
| 英語教育一般
2009年 09月 30日
今日は英Ⅰ×2+英構×1(昨日は日記を書いていませんが、もちろん授業はありました) いずれの授業でも、小テストを増量している(経緯はこちら)まさしく、「いつでもテスト」である。 この頃小テストと称して扱っている内容は以下の通り。(太字は今回新たにテストとして行っていること) 【英Ⅰ】 単語小テスト(ペーパー) 教科書各パートの新出表現(口頭) 音読(口頭、一文正しく言えれば合格) 暗唱(もちろん口頭、一文正しく言えれば合格) 暗写(ペーパー) 本文ディクテーション(従来のタスクをテスト化) フレーズごとの和文英訳(従来のタスクをテスト化) 【英構】 単元内容のオーラルワーク(例文の和文英訳など。この頃は能動態→受動態) 単元テスト リスニング ディクテーション 各タスクの答え合わせ 【今日の工夫】 音読テストで生徒を指名する際、口頭ではなく、出席番号を記したカードで指名する。(比較的機能した) いずれの「テスト」も、(授業内、家庭での)練習が先に来るよう配置・指示をしている。この方法は、目的がはっきりする点では非常に有効だと考える(生徒の取り組みの状況も良い)。課題は、こちらがこの方式に慣れて手際よく進行できるようになることと、早くに合格した生徒に対し次にすべきタスクを与えることである。 #
by jacques_southhill
| 2009-09-30 22:27
| 日々の営み(授業)
2009年 09月 29日
かれこれ15年、英語を教えている。 同じものを教えているのだが、その考え方は大きく変わってきている。 【塾講師時代】 いかに内容をかみ砕いて教えるか、いかに生徒が見やすい板書を残すか、どう生徒達にインパクトを与え学習内容を記憶に残すかに腐心していた時期。塾講師の諸先輩方は本当に綿密な「予習」をしていた。どのように導入するか。どのタイミングで何の話をするか。板書で何色を使うか(=重要とする箇所をどこに設定するか)。などなど、数え上げればきりがない。 【教員1~4年目】 塾講師での土台を踏まえ、訳読式の授業をメインに取り組んでいた時期。「読んで終わり」とばかりに消費財のように教材を捉えていた。その時に出会った同僚の先生から、リスニングの3ラウンドシステムの考え方を学ぶ。概要理解→詳細理解→行間を理解するというのがその大まかなフレームワーク。これが今の授業の源流となっている。 【教員5~6年目】 現勤務校に転勤して間もない頃。少しだけ訳読式の授業をしていた。そこで、現任校の課題を見つける。それは、「英語に関する知識はあるが、使えるような知識にはなっていない」ということだった。経験値を上げれば、もっと英語力をつけることが出来るのでは? と考え始めた時期。 【教員7~10年目】 現任校で3年間担任を務める(便宜上第一期と呼ぶ)。単に訳読にとどまらないようタスクベースで授業を行った。本校ではもう一人英語科の先生が副担として学年に入るのだが、その先生の理解のもと、やりたいように授業をやらせてもらった。つたないながらも3年間を見据えて授業を構成することが出来た。若干ではあるが、過去の生徒達と比べて模試の平均偏差値が上昇した(低学年時は)。しかし、3年のリーディングで「型」にこだわる授業(トピックセンテンス等英文の型を重視する授業)に舵を切った結果、伸びが止まってしまった。センターもそこそこの結果で終わってしまった。その頃から、「扱った英語をintakeする方向性」を模索するようになった。英語の蓄積が最終的に物を言うことに気がついたからだ。教科書をただ一度扱うだけではなく、視点を変え扱うことは出来ないだろうか。その営みを通して、生徒達の頭の中に英語を残すことは出来ないだろうか? そんな思いに解答を与えてくれたのは、北海道函館中部高校での実践だった。漠然と私が考えていたことが実際に形になっている、そして成果が現れている。そのことを知り、今担当している学年では、函館中部の模倣を行うことをもう一人のパートナーの先生に相談し、了承されて今に至る。 ゴールはあくまで「生徒達の英語力を向上させる」ことに置きたい。その結果、英検やセンター試験、GTECのスコアが上がってくればよいと思っている。数字を上げることを目的にするのではなく、結果として数字が上がればよいと思っている。英語を教える上での職人になることを目標としている私であるが、未だ道半ばである。 #
by jacques_southhill
| 2009-09-29 01:41
| 英語教育一般
2009年 09月 28日
今日は英Ⅰ×1+英構×1 英Ⅰでは新しいパートで登場する表現をハンドアウトを用いて確認。その後、本日学習した内容をテストと称して確認した。テスト内容は以下の通り ・新出単語:(T)日本語→(S)英語、(T)英英辞書の定義→(S)単語 ・新出熟語:(T)日本語→(S)英語 これを、全員を立たせて正解を言えた生徒から着席させる形式で行った。制限時間は授業最後の5分。約半分の生徒が着席できた。しかし、まだまだ甘いと判断し、次回も授業冒頭で行うことを伝えた。 ちなみに、このアイディアは英語教育10月号から借用したもの。 英構ではリスニング(メモを取らせる)→能動態から受動態へ(oral work)→say,believeの受動態→受動態を用いた熟語の流れで授業を行った。 今までsay, believeの受動態を難しく考えていたが、「人が言われる」という言い方と「発言内容が言われる」という言い方を学習するのだ、という視点で捉え直すと、シンプルになるようだ。 今後のことも考え、disappoint・satisfyは「~させる」という意味の動詞であることを確認し、それをわざわざ日本語で「がっかりさせられる」・「満足させられる」と受動的表現に直し、簡単に言うと「がっかりする」「満足する」となることを伝えた。(日本語では受動的表現ではないのに、英語では受動態を用いて表現する理由の説明) 今日は準動詞で使うプリントを作成した。「動詞句を正しく作ることが出来る」ことを出発点とした。動詞の部分が周囲の状況によってto doとなったり、doingとなったりすることを伝える流れ。これからそのhandout作りにいそしむこととする。 #
by jacques_southhill
| 2009-09-28 21:21
| 日々の営み(授業)
2009年 09月 25日
今日は英Ⅰ×2 2クラスとも単語テストを行った。 語彙力をつけることは言語を学ぶ上では避けては通れない。が、時間がかかる語彙力増強への道のり。どうにかならぬかと毎年苦労する部分である。今年は、昨年12月に某社主催のセミナーで聞いたキムタツこと木村達哉氏の方法をベースに考えてみた。ちなみに、本校で今使っているのは「英単語ターゲット1400」である。 (前提) ■1年で定着させたい単語数を820語に設定 ■820語を1年間で4周できるよう週あたりのの単語数を設定(このあたりは、木村達哉氏の著書「ユメタン」に詳しい ) ■本校では年10回朝の10分間を用いて全校的に単語テストを行っている(1回あたりの語数は300~400語程度) ■出題形式等は学年裁量に任されている (目標) 1周目:単語レベルで英語→日本語で言える(本校生徒の実情を考え、四択 朝のテストでは四択7割+記述3割) 2周目:単語レベルで日本語→英語で言える(同上) 3周目:英語のフレーズ(例文からその語を含むチャンクを示す)を見て適切な単語を補充 4周目:例文が再生できる 一週間継続して同じ100語~110語学習するというのがポイントである。木村氏の説明によると、この方式は通訳養成の学校で実際に用いられている方法なのだそうだ。 朝のテストのリハーサルをかねて、授業では50題の4択テストを行っている。合格点は7割以上としている。 今のところはテストの合否だけを見るとおおむね機能しているようだ。しかし、定着しているかどうかは模試等を見ないといけないだろう。 3年で入試勉強として単語帳を覚えるだけで終わってしまうような事態は何とか避けたい。 #
by jacques_southhill
| 2009-09-25 22:43
| 日々の営み(授業)
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